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旅立ちという芸風

歌舞伎の良さがわかる様になった歳には、そのきっかけをくれた役者さんが他界していて残念だったという様な事柄をF.Bにて目にしました。

その役者さんはその投稿者さんへ無念を抱かせた事さえも、この世の中に生まれてきた意味が更にあった様に思いました。


残念の中から生まれてくる事もあるんですね。
                                                    
2013.2.12

喫茶

CAFEが喫茶だった頃、一人きりでカフェに足を踏みれるという事が、030で始まる電話を契約してからでしょうか、やっと出来る様になりました。

それまではとてもとても一人きりでなんて間が持たず
まずお通しの定番のブレンドを頼み
足を組み、喫茶店の隅の表紙のめくれたタウン雑誌や、しょうがなく種類の豊富な女性自身、女性セブンなどに視線を定め心を落ち着かせて。

​​以前は必ず単行本が携帯代わりでしたけど。

東京の自宅はそんな広い間取りでもありませんので
僕のギターやキーボードが出しっ放しのガラクタ部屋がいつしか娘の成長に伴い彼女の勉強部屋に出世いたしました。


必然的に僕の場所は近所のカフェになってしまいます。

カミさんとは30年になりますし
やはり一​人の時間を宝物にするという事は
​家族それぞれに大切な事だと思っております。

近所の行きつけのカフェは
図々しくも安心して心を預けられるコインロッカーというか小さなレンタルルームみたいに思っておりまして。

喫煙スペースもバリアフリーですので
閉所が苦手な僕には優しいスペースとなっております。

以前は躊躇いたしておりましたが一人でケーキも、たまにパフェも頼める様になりました。何食わぬ顔で食っております。
で、たまにスタバの様にコーヒーのおかわりが100円でできたりと。

ここはそんな場所に居る気分で文章を、ほんとたまに、きままに、つづっていけるスペースと思っておりますのでヨロシクお願いいたします。

2013.1.11

 

Tediousness

Kc's CAFE

五年目のバレンタインデー

 

先日の母との別れを父との五年目のバレンタインデーと思いました。というか、そう思う様にいたしました。
父が亡くなって五年目の2月14日の朝でした。
ベッドの下の携帯のディスプレイに母の入院先の病院の名前が映しだされておりまして。

大体想像がつきますよね。

面倒と言ったら母に申し訳ないのですが、ご臨終の答えもないうちに黒いネクタイや上着を鞄に詰め込む残酷な自分と戦わなければならなくて。
 
父の時もそうでした。
あの時はそんな自分と向き合うのを避けたくてわざわざ弟に再度電話をかけ、その指示を仰ぎました。その準備を言わせました。長男坊はずるいです。

しかし今回は自ら向き合いまして、家族に平静な顔でそれを促しました。

ため息をつくほど簡単な事はありませんね。
息を殺してただ、ペットホテルに宿泊の予約を入れ、小さな家族達のお気に入りのペットフードを何日分かも計算できずにとにかく多めにしわくちゃのスーパーのレジ袋に口の開いた袋ごと詰め込み、東京駅に向いました。
そしてご臨終の電話がかかってくると、それを弟に告げ、帰って来た弟の言葉に現実の輪郭を突きつけられました。
「アニキ、んじゃぁ、急いでもしょうがないんだね」

そしてぼくも
「そうだね」と。

頼れるのは時間。時間の経過がとにかく感情を薄めてくれます。

過ぎた時間は取り戻せませんが、やはり時間だけが全てを取り戻してくれます。
そして薄めてくれます。未来も後悔も。

だからまだ時の浅い今は、せめて言葉遊びで落ちた言葉を拾い集め、全て明るく言い換えて行ければと。

-バレンタインデーにチョコレートを自分の魂にかえて、ふたたび父の元へ- と。

そして今回、母のお蔭で沢山の仲間、親戚に再会できました。

最後の最後まで感謝でした。

そして何より
私と弟を生んでくれた事に感謝しております。
こうなってから、生前の孝行の浅さに悔やむ事だらけなのはきっとぼくらだけじゃないですよね。

残されたぼくら家族が存分に幸せを感じて行く事が一番の供養と信じております。

いつか又、時代を超えまして会える日を楽しみにしております。

2013.2.27

 

タイトルです。ここをダブルクリックしてください。

​慶びのひもづけ湯のみ行書にて

親父の小言うなる名付け日

 

ひなまつりは娘が生まれてやっと経験いたいしました。

それまでは別に。

深酒のできる祭りの日が一日増えて嬉しかったです。

まぁ、どうせ雨が降ったから。

風が吹いたから。お天気が良いから。

 

飲るには何のひも付けでもできるんですが。そんなの関係ねぇ。笑

娘が生まれた日、延べ日本酒を3升。

慶びの酒。松竹梅。ってコピー、素晴らしいですね。

健やかに。健やかに。

会い生まれてきてくれて

ありがとう。



君らの為に、自分の為に控えようかと。

2013.3.3

​黙とう

 

二年目、三年目、と時間だけは過ぎて行きます。

時間を追い越すほど簡単な事ではない事、誰しも解りきっております。

取り残されて焦りを感じてる方々を思い浮かべますとやはり美味しい物は食べちゃいけないのではないのか、ネット投稿も自粛しなければ、酒なんて飲んでる場合じゃないのでは、タバコも。

笑っちゃ行けないのかな。



そんなこと、もう気にさせないでもらいたい。



お役所の面倒な決まり事が弊害なら、特例で。

破天荒な男って、大切なポジションにいないのでしょうか。いや、居るはず。

議事堂にあれだけの頭数。

 

 

この国の国民の一人の私に、もっと自由を下さい。

なんの罪もない方々の不憫にいつまでも気をまわさせないで下さい。



こんな気持ちでレジャーにお金を回しても、はっきり言って手放しで楽しめません。



笑顔のあとにすぐ真顔。



笑顔も先延ばしではね。



今日のところは。ひとまず北東に身を向けて目を閉じて。

選ばれた方々へも

今日の日だけは目を閉じて。



静かに。静かに。





2013.3.11













 

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